2021-02-28

【EC販売チャネル入門】中国の代理EC販売店(KA店舗/紅人店舗)とは?

2021-02-28
中国EC市場で商品販売をする上で、まず行うべきことの一つが「販売実績を作ること」。有名でない商品ほど、消費者はその商品が実際にどこで販売されているか、購入者がどんな口コミを書いているかをチェックする。では、どのように販売実績を作れば良いのか、中国の販売チャネルを解説しながらその問いについて教える。

KA店舗 紅人店舗とは

KA店舗

Key Account店舗の略称である 「KA店舗」はECプラットフォームが重要と認証した店舗を指します。また、KA店舗にも2つあり、「ベーシックKA(基础KA)」と「スーパーKA(超级卖家)」です。いずれもプラットフォーム側よりサポートを受けられることは共通していますが、後者がより審査が厳しいが、より特別なサポートを受けることができます。

KA店舗条件

紅人店舗

条件としては、
①店舗運営者が、微博にて1万以上のフォロワー数を保有しているor店舗で同等のUVを獲得していること。
②店舗内商品のモデルが微博アカウント本人であること。
③統一感のある店舗デザイン設計がなされていること。
④特定カテゴリーに特化した商品ラインナップとなっていること。Ex:紳士服がメインの場合、前商品の60%が紳士服カテゴリーの商品である必要がある。
⑤各項目について一定水準を満たしていること(リピーター率、店舗ランクなど)
红人店舗のメリット:
・直接訪問者が多い。フォロワーがEC内にてファンであるKOL名にて検索を行い、店舗訪問を行う。
・微淘にて、PF側サポートにより上位表示されやすくなる。※微淘とは淘宝機能の一つであり、フォロー店舗のタイムラインを指します。
・ライブ配信との掛け合わせにより、フォロワーの店舗訪問が増加する傾向がある。

KA店舗・紅人店舗で置いてもらうには

では、ECプラットフォームからの恩恵を受けれる、これらの店舗で商品を取り扱ってもらえるなら!と多くの人が思うでしょう。ただ、そうだからこそ、商品を店舗に置くかどうかには各店舗ごとに条件が設けられていることが多く、「コストをかけずに、それら店舗を利用して売りたい!」と考えられても難しいのが現状です。
では、「実際にはどんな条件があるのか?」
価格や商品デザイン・効果など、細かく条件についての記述がありますが、一番の重要な点は、「すでに話題となっている商品か?」です。
当然、彼ら店舗が人気である所以は、人気商品が並んでいるからであり、そこに全く話題性のない製品が立ち並ぶのであれば、店舗価値は下がるため、取扱を拒否されるケースが多いです。
「つまり、中国市場で有名でない商品販売は実質不可能ってこと??」
結論としては、Noです。
Circus上海では、重要である「中国で話題になる」施策を仕掛けるノウハウと独自ルートを持ち、その話題性をもって、各店舗へのアプローチにより商品を取り扱ってもらえることが可能です。
日本がそうであるように、中国においても年々、消費者の要求が高まっており、それに比例して店舗側の意識も高まっています。リスクがある一方、にリターンも高い中国市場。「チャレンジしたい気持ちに対して、Circus上海は応えていきます。」

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