2021-06-19

【中国KOL入門】KOLプロモーションとは

2021-06-19
日本において、インフルエンサーを用いたSNSプロモーションを多くの企業が活用していることと同様に、中国においてもKOL中国版インフルエンサー)を用いたSNSプロモーションは企業が自社ブランド・商品をプロモーションする上では欠かせない手法である。一方で、「どこで(SNS)」、「誰を(KOL・KOC)」、「どのように(コミュニケーション)」するのかについては日本とは異なる難しさがあります。
「KOLを使えば、売れる!」時代ではなくなった今、改めて中国における「KOL・KOC」を用いたプロモーション方法について解説いたします。

01.「どこで(SNS)」行うべきか、主要な3つのプラットフォームを紹介!

結論としては、どのプラットフォームを使うべきかの正解はありません。

KOLプロモーションとは【中国版インフルエンサー】

商品カテゴリ、価格、知名度、販売媒体、プロモーション時期、KOLが所有するSNSアカウントなど、
KOL(“Key Opinion Leader”の略)プロモーション実施にあたっては、多くの内容を考慮した上で決定するからです。ただ、とは言ってもTwitter、Instagram、Youtubeがそうであるように、中国においてもそれぞれのSNSには特徴があります。それぞれの特徴を理解することは大切です。無数にある中国SNSにおいて主要な3つのプラットフォームである、「微博(Weibo)」、「小红书(Red)」、「抖音(Douyin)」について、それぞれの特徴をまとめました。

主なKOLプロモーションPF

端的にまとめると、
微博(Weibo):認知獲得がメインで。商品効果と価格などシンプルな商品説明+商品リンク
小红书(Red):詳細な商品特徴を解説や使用感想(他ブランドとの比較分析など)
抖音(Douyin):商品開封から商品使用後の感想まで体験を共有+商品リンク
こんな感じでしょうか?
では、これらプラットフォームで「誰を」、「どのように」してプロモーションを行なっていくのか。

02.実際に、どういうアウトプットになるの?

以下は、実際にKOLを用いた化粧品ブランドのプロモーションを実施した例です。

主なKOLプロモーションPF

この図解から、
・同一KOLでもPFごとにコミュニケーション方法が異なる。
・ECへの直リンクがあるorなしの2パターンがある。
・EC内の商品タイトルにKOL名称が入っている。
大きく、以上の3つのことが読み取れるかと思います。
同時に、それぞれコミュニケーションがなぜ異なるのか、なぜ抖音はリンクがついてないのか、KOL名称を商品タイトルに入れられるの?などの疑問が湧いてくるかと思います。
ただ、この質問は、難しく一概に答えられるものではないです。というのも、冒頭でお伝えしたように、多くの内容・条件から最適となる組み合わせを選んでいるからです。
※中国の各PFとKOLは、時期に応じてルールや条件が絶えず変化しており、それらを抑えていなければ日本では考えられないアクシデントに見舞われることがあります。
ただし、それでも言えることとしては、すべてのプロモーションは連動しており、EC内での商品販売改善のために実施している、ということです。(当たり前ですが・・・)
以上となりますが、KOLプロモーションを実施にあたって、KOC(Key Opinion Center)の起用などを行う、EC内広告最適化を行うなどを同時に実施することでより効果的な結果を出すことができます。これらについては、別記事にて改めてご紹介いたします。
EC外でのプロモーションによる集客は、EC内での競争が激化する中で、新規顧客獲得には欠かせない施策です。その中でもKOLを活用したプロモーションは必須と言えます。

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